2007-08-23 移ろいに身を馳せて 法師の言霊 乳色に染まる春の朝零してしまった東の空走る橋桁 踏み外す濁音嗚咽と共に内臓を吐くまた繰り返す夏巡り巡って憎しみの阿修羅後悔と懺悔の世迷い言十字架とタオルを探すアスファルトの海岸束の間の幸せが指の間から溢れ落ちる暮れ泥む秋の終焉煉獄の夕暮れ情を移せば 箱の中返事をしない鬱血した背骨 姉さん 何処にいるんだい冬の糸電話狂った頭に蠅が止まる。