その1 : 旅立ち【 立石 : 宇ち多” 】






老若男女が知っている東海道中膝栗毛。江戸神田八丁堀の住人栃面屋弥次郎兵衛と居候の喜多八が厄落としの為、お伊勢参りを思い立ち、東海道を江戸から伊勢神宮へ、さらに京都、大坂へと巡る。道中で二人は、狂歌・洒落・冗談を交わし合い、悪戯・失敗・買春を繰り返し、行く先々で痴態を繰り広げるという話。今日では上下巻が岩波書店から出版されているが、実はなかなかどうして。子供には読ませられない楽しいお話満載なのです。翁と法師、昨今の日常生活に飽きてしまいました。京成立石のもつ焼き名店【宇ち多”】にて、何か酔狂なことはないものかと画作中。